お世話になっている皆様へ大切なお知らせ


「釜石よいさ実行委員会」は、第34回釜石よいさの開催をもって解散することとなりました。

それにより釜石よいさの歴史が終わるわけではなく、震災による休止から復活して12年、コロナ禍での休止から復活して3年、現実行委員会としてよいさの歴史を紡ぐに当たって様々な声が寄せられる中で、「釜石よいさ」の今後について総合的に検討したうえで、現実行委員会を解散する判断であることにご理解を賜れますようお願いいたします。

 

<解散の経緯と理由>

現実行委員会としては、過去2年の開催をふまえて今後も鵜住居スタジアムでの開催に全面的に移行することを前提に考えております。しかしながら、コロナ禍以前のように街なか(大町~只越町の中心市街地)での開催を望む声も様々な方面から根強く寄せられているのも事実です。とは言え、実行委員会としては現状の実施体制をふまえて熟慮の末に判断したことであり、街なか開催に戻しての運営は考えておらず、どう対応していくべきか苦慮しておりました。

結果として、私どもとしては自分たちだけで釜石よいさの開催を囲い込むつもりはないので、街なか開催の声が根強く、私どもではそれに答えられない以上、発展的な意味合いをもって現実行委員会を解散し、運営の権利及び責任のようなものがあるのであれば、それを返上させて頂くことといたしました。

それによって以前のように街なかでの開催の復活に繋がるのであれば、私どもとしても異存はありません。

 

<今後のよいさはどうなる?>

街なかで開催するために新たな組織が立ち上がるのであれば、私どもとしても可能な限りその開催を応援します。

○現実行委員メンバーでも個人的に新団体での開催に協力する人はいるはず

○太鼓・浴衣などのほか、道具や備品は譲渡し、資料等も可能な範囲で提供する

×実行委員の仲介を前提に成立していた事案(業務受託やサービス価格での協力)の担保はできない

×余剰金は現金をそのまま譲渡するのではない形で提供を検討する

×余剰金を整理したうえで現実行委員会としての預金口座は解約する

 

一方で、街なか開催のための新組織が立ち上がらなかったり、準備にまだ時間がかかるようであれば、現在の「鵜住居スタジアムでの開催をベースに、釜石よいさを包括した形の別イベントを実施します」。

◇現実行委員会を軸に「新イベント実行委員会」を起ち上げる

◇内容をリニューアルする機会とし、よいさの要素を多分に生かしつつ新たなイベントとして実施していく

◇様々な声を聞く中で、更に違う形での催しに移行していく可能性もあって良いかと思う

 

<最後に>

以上、「以前のように街なかで釜石よいさを開催して欲しい」「街なかでやるからこそ釜石よいさ」との声を最大限尊重するため、現実行委員会として“釜石よいさ”の冠は返上いたしますが、うのスタよいさを楽しんで下さっている皆様のためにも、よいさの賑わい自体を消さない方法として大きな決断をし、早めの情報リリースとさせて頂きました。

今後の動向は街なかでの開催の復活を望む声に一旦委ねられますが、関係各位のこれまでの多大なるご支援に心よりの感謝をお伝えするとともに、今年開催の第34回釜石よいさ並びに今後の状況を見守りつつ、引続きのご支援を賜れますよう何卒お願い申し上げます。

 

2025年7月

釜石よいさ実行委員会

実行委員長 下村 達志